深蒸し茶と一般的なお茶の違いとは

深蒸し茶とは、一般的なお茶の30秒から40秒の蒸し時間を、60秒から80秒くらいに長く蒸した茶のことです。長く蒸すことでのメリットは、渋みが抑えられることです。また、抽出しやすくなるので水出し茶にも適しています。一般的なお茶よりも、緑色が濃く、まろやかなコクがあります。もともと、お茶を蒸す製法は、それまでの釜で炒る製法を改良したものです。摘んだ茶葉を蒸し、手でもみながら炉の上で乾燥させて煎茶を作ることで、急須に茶葉を入れ、湯を注ぐことでお茶が飲めるようになりました。深蒸し茶は、静岡の台地が発祥といわれています。渋みを抑える製法を研究開発した工夫されたお茶です。現在も、この地には広々と美しい茶園があり、茶摘みの光景も楽しむことができます。

深蒸し茶に含まれる成分について

お茶には、様々な栄養素が含まれていることが、これまでの研究により判明されています。お茶の栄養を生かした料理のレシピもたくさんあります。お茶の成分を使った麺類や石鹸なども開発されています。広く知られた成分は、カテキン、カフェインです。その他にも、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが含まれています。深蒸し茶は茶葉が細かいことが特徴です。煎茶との明確な栄養素の違いはありませんが、茶葉に残ってしまう食物繊維やミネラルが抽出されることが特色です。鮮やかな濃い緑色のお茶には、茶葉に含まれた成分が溶け出しています。お茶を飲むと、気分転換ができたり癒されたりするのは、カフェインなどの成分の働きです。また、血行を促進したり抗がん作用のあるビタミンEやβカロテンも含まれています。

茶葉の細かいお茶をおいしく飲むポイント

一般的においしいお茶を入れるためには、水の質、湯の温度、急須での抽出時間がポイントになります。茶葉が細かいお茶をおいしく飲むためには、大さじ2杯くらいの茶葉をすりきりにしないで、少し盛るくらいにして多めにすると、色もはっきり出ます。湯を湯のみに一度入れるのは、湯のみをあたためることと、湯の温度を60度くらいの適温にすることができるからです。湯の分量を適量にすることもできます。ゆっくり、湯のみの湯を急須に注ぎ、ふたをして静かに待ちます。急須に湯を注いだときに、急須を振らないことがポイントです。苦味成分が出てしまうからです。湯のみにお茶を入れる時は、回し注ぎといって、少しずつ順番にお茶を注いでいき、反対の順番でまた注ぐ方法です。お茶の色が、最後になるほど濃くなることのないように、均等に注ぎます。